次世代classフォーラム

 12月16日に名古屋で開催されたセミナーに参加させていただきました。(下記、セミナーの概要)


 平井先生のお話は私が思っていた事とリンクしていたのですごく納得ができ、自分の思考の方向性が間違った方向にむいているわけではないのだと少し安心感にもつながる内容でした。
11月に埼玉県戸田市に視察に行った際、説明をしてくださった教育長先生も国と連携しながら教育改革を進めておられる先生でしたが、平井先生も同様、国と連携されており、現状ICT教育が停滞している市町村が多い事を問題視されているようでした。今後もこういった先生方が国からの発信で教育改革を推進していただかないとなかなか自治体任せでは厳しいと感じているので、引き続きの情報発信、問題提起により次世代の子ども達が社会で活躍できるような教育改革を期待しております。

【平井先生のプロフィール(https://www.r-ict-advisor.jp/prom/chiiki_adviser/R5_profile/125_2023_ad.pdfより抜粋)

2020年に向けた教育の情報化推進会議ワーキングブループ委員、総務省プログラミング教育事業推進会議委員を歴任。経済産業省産業構造審議会臨時委員デジタル庁デジタル推進委員、南牧村教育 CIO を始め、鎌倉市、鹿島市、湯河原町、下仁田町、小国町など複数の市町村、私立学校の ICT アドバイザーを務めている。

 セミナーでは、瀬戸SOLAN小学校5年生の2名と、名古屋経済大学市邨高等学校の2年生の3名による「探究学習」の発表を聞きました。恐らく夏休み期間など、通常の学習指導要領のカリキュラムを済ませたタイミングで自分が知りたい事や疑問に感じたことなどを題材にして探究していくという学びをされているのだと思いますが、小学生が地球温暖化、脱炭素問題、SDGsというキーワードから問題視したのが、車の排気ガスでした。そこで、車が水素エンジンになれば地球にやさしいのでは?と考えたそうです。その思いをどこに伝えたらよいのか?と色々調べたところ、環境省に話をしに行かなくては!ではどうすれば環境省に行って話を聞けるのか、または伝えられるのか?と考えてみる。といったように、課題を見つけて、課題解決のために切磋琢磨することを学び、それをプレゼン資料にして発表するという経験を積んでいるということで、とても立派に育っている小学生だなあと感心しました。
 色んな事に興味を持ち、考える力や課題解決のためにまずこれをやってみようという行動力を養うことはとても大切な事だと思います。しかし、公立小学校でクラス人数が定員いっぱいでカリキュラムをこなすだけで授業時間は埋まってしまっている状態にあるケースが多い現状で子どもたちが興味を持てる、やりがいを感じるような学びの場をつくるのって難しい。でも、教科書に書いてあること以外で学ぶと楽しい事や学ばなくてはならないことっていっぱいあるので、そこに子どもたちが好奇心を向けられるような時間と場が創出できるといいなあ・・・と思っています。



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