部活の代わりに馬術

 大府市の公立中学校の部活動が3年後には無くなる・・・という話を友人から聞いて、中学生から打ち込める場所を取り上げたら彼らはその時間とパワーをどこに費やせばいいのだろうか?と悶々としていた私。 美容院でスタイリストさんと部活について話していたのですが、すでに部活動の時間や回数が減ってしまったエリアだそうで、サッカーなどやりたいスポーツがある子はやはりクラブチームに通ったりしているそうな。 やりたいことが土日も含めてバリバリやれるのはありがたいことですが、もちろん場所の移動も必要だし、費用も少なからずかかるとは思います。子ども達の志を途中で途切れさせないよう、親も必死でサポートされているようです。 でも自分でやりたいことができる場まで行くことができればいいけど、行けない子や親が送迎する時間的余裕がない場合はどうなるのか?ということも不安要素として私の脳裏をかすめます・・・
 そのスタイリストさんのお嬢さんは、オリンピックを観ていて、馬術競技にとても興味が湧いたそうです。 それをきっかけに、馬術を習いたい!と言ったそうで、母はその願いを叶えてあげたそうです。 同時に馬が大好きになったそうで、馬が見たくて中京競馬場にも通うようになり、いつもパドックにはりついてずっと馬を眺めていたと。部活にはもともとない馬術に興味を持って、馬のことが大好きになって、新たな夢を見つけた子がいるということは聞いていてとても微笑ましかったです。 無粋な質問かと思いましたが、「子どもを競馬場に送迎する際、待ち時間に馬券買ったりもしますか??」と聞いてみると、「子どもだけでは競馬場内に入れないので、中まで付き添って待っている間に、知らない競馬用語を勉強したり予想もして、たまに馬券も買うようになりましたよ!」との回答。 今まで知らなかった世界に子どものおかげで入り込んで新しい知識を仕入れたり考えたりするようになって世界が広がりましたよ!と楽しそうに話されていました。 お嬢さんの馬好きのおかげで親子で時間と場所を共有する機会が増えたという心温まる話が聞けました。

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