同窓会に初参加

先日、大学の同窓会がありました。 同窓会って大先輩ばかりの集まりって感じがして、ついつい敷居が高いように思ってしまい、今まで参加せずに年会費の振込だけしておりました。数年前に一度、高校の同窓会に行ってみたことがありましたが、その時も大先輩達が丁寧に会を運営されており、会長をされていた80歳位の大先輩は経験豊富でまだまだ第一線で活躍されるような素敵な女性でした。お話も上手で知性にあふれていて素敵だなあとすごく感心したことを覚えています。だから今回もいざ行ってしまえば、きっと皆さん温かく迎え入れてくれるだろうとは思っていましたが、さらっと自然にその場に溶け込むように迎え入れてくださり、新参者の私が緊張し続けることもなく、ゆるやかで楽しいひと時を過ごさせていただくことができました。

栄の一角に神楽家さん

お店は『神楽家』さんという、とても上品で美味しい和食懐石がいただけるお店でした。栄の高層ビルの一角にこんな佇まいのお店が!!と驚きました。店の前に先輩が数名、出席者の案内に立ってくださっていました。温かいお出迎えに緊張が一気に解けました。素敵なお店を紹介していただけるのも同窓会などの会合ならではですね! なぜかよく会合の店の手配や調整をする渉外担当(宴会担当?)をする機会の多い私ですが、この日はただの参加者として決められたお店に時間通りに行って、初めてお会いする大先輩のお姉さま方とおいしいものをいただける、とても幸せな日でありました。

古き良き日本の文化

今回の同窓会参加にあたっては、ある幹事をされている大先輩からの1本のお電話がきっかけとなりました。お電話でのお誘いを受け、私もせっかくの機会なので!と参加を決意できたのです。その大先輩は、同窓会の席についた私にお手紙を下さいました。参加してくれてありがとう!の気持ちを文にしたためてくださっていたのです。今どきは年賀状もLINEスタンプで!くらいの気軽さが主流となってきておりますが、このように麗しい字でお手紙になっていますと受け取った方も大変恐縮なのと、心に響くものがございます。更に、数日後、その方から恐らく参加者全員に「お礼のはがき」が届いているようです。今の時代の若者には考えられないようなこの古風で心温まる行為は昭和生まれの私にとってはとても貴重な体験となりました。こういう風情はできるだけ継承していけるといいなと思いました。 また来年も是非参加させていただきたいものです。楽しい時間をありがとうございました。

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