学校のあり方について考える

「夢みる(公立)校長先生」を観てきました。大府市では6月に石ケ瀬会館で上映会がありました。
(ちょうどその日は防災士講習会があったため断念)
長久手の会場では、高校3年生の"よしのさん"が主催者で、この映画に出演されている原口元校長とのトークセッションが企画されていました。せっかくだからトークセッションを聞きたいなと思ったので申し込みました。
学校に行くのが辛くなった子ども達もこんな学校なら楽しく通えるのかな、子どもたちにとって、自分たちの思いをのびのびと発信できる環境も大切だよな、先生にとっても上から押さえつけられるのではなく、こんなことをやってみたい!と思うことにチャレンジさせてもらえる環境であることも大切だろうな…と色んな事を感じる映画でした。
トークセッションでは若者2人と原口先生、そして会場に来ていた人たちからの質問や意見が飛び交いました。映画の中で「校長先生は大統領だから」という発言があったことに一部違和感を感じたという意見がありました。しかし、原口先生から「校長が大統領という意味合いは、校長には何か問題が発生した時にすべての責任を負う覚悟で物事の決定権がある。という意味では学校の中でのトップという存在だ」という説明がありました。だからこそ、校長権限で学校内に変革を起こすこともできるが、そこには校長としての強い覚悟と先生や生徒への温かい配慮や思いがあってこそなのだという話でした。
今の時代、何が正解かはわかりません。いろんな手法を試してみて、時代やニーズに合わせていく事も必要なのでしょう。
多様な人たちが暮らす多様な社会に、今何が求められているのか? 選択肢の1つとしてこんな学校もあるんだなあということを知る機会となりました。

