省庁へ要望書提出

 7/24(月)岡村市長をはじめ、日高県議、親和クラブメンバーで霞が関の各所管省庁へ要望書を提出してまいりました。
大府市は交付税不交付団体(税収が多く、国からの“仕送り”にあたる「地方交付税」を受けていない自治体)ですが、より安全安心してくらしていくために修繕や設備の整備など多岐にわたって費用は必要となっています。そこで、国が打ち出している交付金に積極的に手を挙げて大府市に交付金を充当してもらえるよう支援のお願いをする。という活動です。
鈴木淳司代議士のお取り計らいにより実現したこの機会をうまく活用して大府市の活性化のためにも要望書通りに交付金が配分されるよう希望します。

【要望した事業】
 ・道路整備、道路改良事業
 ・舗装修繕、橋梁補修事業
 ・老朽化した公園施設改良事業 
 ・小中学校のエレベーター、バリアフリートイレ、スロープ設置工事事業
 ・小中学校の外壁改修、廊下間仕切り壁の耐震対策工事事業
 ・市営グラウンド防球ネット増設工事事業
 ・文化財の継承、有形民俗文化財修理事業
 ・救急出動件数増加にあたり、救急車の増車

【要望書提出先】
国土交通省(道路局・都市局)、文部科学省、スポーツ庁、文化庁、消防庁

要望活動終了後は、経産省の自動車課モビリティDX室の室長さんや国交省自動車局の方から現在の自動運転に関する取り組みや方針、実証事業について話しを伺いました。さらに、スポーツ庁と文化庁の方からは部活動の地域連携・地域移行についての考えを伺い、意見交換をさせていただきました。いずれも目下大府市においても関心の高い話題です。

部活動の地域移行は特にスピード感をもって取り組まなくてはならない案件ですが、運動部のみならず文化部に所属する生徒たちが思い存分活動できるような機会を作るのが理想ではありますが、一筋縄ではいかない難しい問題だなというのが私の実感です。
教員の働き方改革、地域移行といって地域の協力を要してもそこに人材をどれだけ確保できるのかという不安、そもそも今の子どもたちの中で部活動に打ち込みたい!という子ばかりとは限らないという意見も聞いたりすると、考え方も取り巻く環境も多様化しすぎていて方向性がまとまりにくいと思うのです。それでも、この多感で可能性に満ち溢れている貴重な時期に思いっきりやりたい事に打ち込むという経験をすることは大変重要ですので、子どもたちの頑張りたい!という思いが満たされる場所を早急に準備できるといいのになあ・・・とモヤモヤしています。

省庁へ要望書提出” に対して3件のコメントがあります。

  1. 相川泰一 より:

    おおぶ将棋クラブ代表の相川です。興味深く記事を読ませていただきました。

    "そもそも今の子どもたちの中で部活動に打ち込みたい!という子ばかりとは限らないという意見" について、
    ・そもそも子どもが興味を持っている活動に比べ、部活動の種類が絶望的に少ない(豊明市の例 資料10ページアンケート結果
    https://www.city.toyoake.lg.jp/secure/26948/bukatudou2.pdf)
    ・そのような環境の下で妥協して選んだ部活動について、学校によっては3年間の活動継続が規定や内申書記載により推奨されるため、気軽に辞めにくいし自分の好きなことを発見するチャンスを逸しやすい、

    などが要因として大きいように思います。部活動の地域移行を機に、

    1.より多くの種類の活動に参加できる機会が与えられること、
    2.複数の活動に参加できるようにすること、
    3.自分に合わないと思ったらいつでも止めることができ、別の活動に参加できるようにすること、それによる不利益がないこと、

    といった環境を整備することが、学生時代に打ち込めるものに出会える可能性を高め、豊かな人生を過ごす一助を得ることに有効ではないかと思います。活動参加の任意性と、その継続性を縛らずに色々なことにチャレンジできる多様性の供給がそのために必要だし有効だと思います。生徒数が減少していくなかでそのような環境を作り上げるために、部活動の地域移行化は活用すべき重要な機会だと思いますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと願っています。

    この件についての私見を下記のブログ記事にまとめましたので、参照いただけると幸いです。

    ・部活動参加で守られるべきは継続性でなく任意性である
    https://ameblo.jp/aikawa-yas/entry-12818120204.html

    ・部活動参加の任意性がなによりも大切と考える理由
    https://ameblo.jp/aikawa-yas/entry-12820367927.html

    1. yukari より:

      相川様
      コメントをいただきありがとうございます。 投稿された記事も拝読いたしました。

      既にご存知かと思いますが、現在大府市では試験的にいくつかの部活動の地域移行を進めています。これは、部活動の代わりに習い事のような位置付けでクラブ活動の場をつくり、
      一般社団法人LISOBE(リソーブ)」という団体に登録した講師が派遣され、指導するというものです。場所は今まで通り、中学校内です。 現在はまだその登録が一部の運動部に限定されています。今後は運動部に限らず文化部も充実したものになっていけばよいのですが、指導してくれる講師の登録が増えていかなくては成立しないのが悩ましいところであると思います。 

      中学生のみならず、小学生にも同様の活動の場が増え、選択肢が広がることを想定しています。また、この地域移行によってできたクラブも全国大会などの試合にも参加できるような仕組みにしていく必要があるということはスポーツ庁や文化庁の話の中にもあがっていました。私も今後の動向をしっかり注視したいと思っております。

      1. 相川泰一 より:

        相川です。ご返信ありがとうございます。

        地域移行によってできたクラブが、従前と同様の活躍の場が与えられるようにする、という面からは、"全国大会などの試合に参加できるような仕組み" は必要なのかもしれませんが、それは自明のことではなく、地域移行を機に、はたして全国大会への参加が適切なのか? 見直されるべきとも考えます。なぜなら、地域クラブは全国大会を目指すことを必ずしも目的とせず、競技技術の向上を通じて会員間の交流を深めることが本来の目的であることがあり得るからです。

        大府市の中学校で当てはまることかどうか分かりませんが、よく言われる部活動の問題点のひとつが活動の過熱化であり、その有力な要因のひとつが「全国大会」の参加にあると考えられます。もともと中体連は生涯スポーツとしてひろく国民に「体育」を定着させることが目的で設立されたのに、いつしか全国大会を推進する主体に変貌してしまった歴史的経緯を考慮すれば、勝利至上主義を誘発しやすい全国大会を目標とするのではなく、地域リーグ戦など新たな活躍の場を開発していくことは、ぜひ前向きに検討されるべきことと考えます。まだ規模は小さいですが、高校野球でもそうした動きは広がっています。

        ただし、そうしたことは一朝一夕にはできず、行政というよりも各競技団体が競技人口の減少を真剣にうけとめ、主体となって改革していくべきこととも考えています。この点については以下の私見を下記のブログ記事にまとめていますので、参照いただけると幸いです。

        ↓そもそも中体連は全国大会を阻止するために生まれた歴史的経緯について
        ・部活動過熱化の原因は大人がつくっている
        https://ameblo.jp/aikawa-yas/entry-12818863519.html

        ・運動系の部活動が勝利至上主義から脱却するのには時間がかかる
        https://ameblo.jp/aikawa-yas/entry-12817694486.html

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