会社員に議員は無理?

 新聞に掲載されていた記事。実にもっともな話だと思いました。現に私が知る現職の議員さんは、自営業の方や職を引退された方、企業の労働組合から出ている方など、現役会社員を辞めてまで議員になろうとされた例をあまり聞かない(たまたま私が知らないだけかもしれませんが)。収入面であまりにもリスキーですから。
 働く人の9割が会社員ということで、その会社員の人たちは日々仕事や家庭の事に追われていて、政治に関心をもつ余裕がなかったり、社会への不安や不満をどこに訴えたらよいのか?わからなくて、挙句の果てに選挙に行ってもどうせ何もかわらないでしょ。と諦めの境地の人が多く、投票率も上がらないのであろうと思うのです。または、現状にさほど不自由を感じていないのかもしれませんが・・・
 私の場合は自分自身もサラリーマン家庭で育ち、今もサラリーマン家庭の妻であり母である立場。子どもが大きくなるにつれてかかる費用は大きく膨れ上がる一方で、私も働くという選択肢一択なわけですが、どうせ働くなら、自分の経験を活かして誰かの役に立てる仕事に就きたいし、コミュニティのボランティア活動も担い手不足の折、そこにも近い位置・立場で働けるとコミュニティのお手伝いが継続できるのだが。という思いがあり、市政にチャレンジをするという選択をしました。そのため、昨年8月末で企業で派遣社員として働かせていただいていたのを辞めて準備に取り掛かってきました。失業保険をいくらかもらうことができたのは大変助かりましたが、その後やってきた国民年金の支払いや市政チャレンジにかかる政治活動費用はそれなりのボリュームでのしかかってきますので結構辛いです。でも、なんとか夫の収入や貯金を切り崩しながら準備を進めていくことができているので感謝しています。
 もしこれが、夫に「会社を辞めて市政にチャレンジしてみようと思う。」と切り出されたとしたら??よほど預貯金が多く、当面の生活に困らないというのであれば「がんばって!」と応援してあげたくもなりますが、そうでなければ、「頼むから会社を辞めるのは待ってほしい。」と言わざるを得ないと思います。子どもたちの進路選択に支障がでてきますので。ということで会社員に議員挑戦はハードルが高いですね。

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